最新の3次元計測技術でお客様の悩みを解決いたします。
宮村工機では、長年培ってきた計測技術をもとにお客様のさまざまなご要望にお応えするべく最善の計測方法などをご提案させていただきます。
例えば、データのない金型鋼材を複製したい場合、まずは3次元計測をしますが、ボルトの穴や切り刃がそのまま計測データとなってしまいます。3D加工するにはそのボルト穴や切り刃部分など塞がなくてはいけません。
しかし、計測したデータは点群データで三角パッチ(STL形式)によって出力されます。このSTLとよばれる三角パッチの面は編集する事が出来ない為、3D加工に不必要な穴を塞いだりするには、Rや平面を作成していくCAD化(リバースエンジニアリング)が必要になります。そのため、実際に鋼材を複製しようとする場合は計測費用とは別にCAD化する為に高額な費用が掛かってしまいます。
弊社は、もともと金型製作を行っていたので、金型鋼材の加工ノウハウがあります。3次元計測時から加工の事を考慮して計測を行う事により、STL形式のデータのまま3D加工を行う事ができます。
CAD化しないで鋼材加工を行える事から費用面でも大変ご好評をいただいております。もちろん、データのみ欲しいというご要望や、STL形式ではなくIGES形式(オートサーフェス)への変換も行っています。
非接触光学式スキャナ「ATOS Core」
「ATOS Core(エイトス コア)」はドイツGOM社製の3次元形状測定装置です。
高速、非接触で表面状態や形状による影響を受けることなく、さまざまな形状を正確で高密度な点群データとして取得します。また、ブルーライトテクノロジを搭載したプロジェクション部は周囲の環境光の影響を受けることなく常に正確な測定を可能としています。
また、GOM社独自のプロフェッショナル検査ソフトウェアを使用する事でATOSシステムは【正確な3次元座標】【CADと全体形状偏差】【全体形状と寸法解析】【包括的な測定と検査レポート】を提供する事が可能となります。
測定データは瞬時にCADデータ、2次元図面との比較、解析用として利用でき、CADとの差異はカラーマッピング表示されるため、簡単に問題発生個所などを特定することが可能になります。
非接触光学式スキャナATOS Core300 | |
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測定範囲 | 300 x 230 mm |
測定距離 | 440 mm |
点間距離 | 0.12 mm |
センサ寸法 | 361 x 205 x 64 mm |
主なサービス内容
宮村工機では、多岐に渡ってサービスを展開しております。
- 摩耗鋼材の計測および新規製作
- スペア鋼材の計測および新規製作
- 破損鋼材の計測および新規製作(破損状況によります)
- ブランク鋼材の計測および新規製作
- 切り刃鋼材計測および新規製作
- ブランク、切り刃鋼材計測後のプロファイルライン変更
- 製品の検査評価(製品とCADデータとの比較)
- その他有形物の計測(対象物の状態によります)
- 計測データのCAD化(STL形式→IGES形式 オートサーフェスのみ)